言語聴覚士の国家試験はどんな内容?

言語聴覚士の国家試験は、例年2月の第3土曜日に全国6箇所の会場で行われます。
  試験は全て5者択一式のマークシート式で、全200問で構成されます。合格点は、200点中6割の120点です。試験時間は午前1時間、午後1時間の計2時間です。ちなみに、受験手数料は34,000円です。

基礎科目専門科目にわかれる

 言語聴覚士の国家試験の範囲は7つの基礎科目および5つの専門科目により構成されています。

基礎科目

  •  基礎医学
  •  臨床医学
  •  臨床歯科医学
  •  音声・言語・聴覚医学
  •  心理学
  •  音声・言語学
  •  社会福祉・教育学
     以上の7科目で構成されます。

基礎科目の特徴 -医療系と文系科目にわかれる

 ○○医学、のような医学系の科目が半数、心理学・言語学のような文系科目と社会福祉のような社会科学系科目により構成されているのが特徴です。解剖学や病理学は複雑な人体の構造や生理、たくさんある病気のしくみを学ぶため、難しいと感じる人も多いですが、医療の仕事を志す人にとっては必須といえるでしょう。病気の名前などは暗記がものをいうので、直前まで追い込みが必要です。
 また、医療職といえば解剖学や病理学といった科目を想像する人が多いかもしれませんが、心理学や言語学が含まれてるのは言語聴覚士ならではでしょう。専門科目に比べると、心理学や言語学といった基礎的な学問はややとっつきづらく感じるかもしれませんが、担当する人の評価や訓練をする上で土台となる知識です。


専門科目

  • 言語聴覚障害学総論
  • 失語・高次脳機能障害額
  • 言語発達障害学
  • 発声発語・嚥下障害学
  • 聴覚障害学
    以上の5科目で構成されています。

専門科目の特徴 -臨床実習で触れなかった分野の復習が大切

 専門科目は総論、成人分野、小児分野、音声・嚥下分野、聴覚分野と言語聴覚士の各専門領域がまんべんなく出題されます。入学したころはあんなに難しく感じた専門分野の各科目も、臨床実習を終えてみると、比較的簡単に感じられてしまうのがこの専門科目。臨床実習を終えて力がついたことを実感する瞬間です。ですが、油断は禁物です。臨床実習では触れなかった分野については重点的な復習が必要でしょう。特に聴覚障害学については検査や病名が多く複雑である点、臨床実習で触れる機会が少ないため必ず復習しましょう。