臨床の現場にも、どんどんICTの波が来ていますね。
 筆者も、担当する患者さんの名簿管理や宿題などの教材作成にはExcelを使っています。
今回は、Excelで名簿を管理するときに便利な小技をご紹介します。

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担当するお子さんの生活年齢を出したい!

 何件もの担当を抱える小児領域のSTさんはとても忙しいですよね。たくさんの情報をまとめて管理するのはとても大変です。実は筆者も毎回、「えーっと、1月生まれだから、1、2、、3、、、」と数えています。みなさんも、「あれ!?あの子は何歳だったっけ?」とわからなくなってしまった経験があるのではないでしょうか。
 お子さんの言語聴覚療法では、「生活年齢」という情報はとっても大切です。低年齢のお子さんは月齢が数か月ずれただけで評価が変わってしまうこともあるので、間違いは避けたいところ。検査結果を算出するとき、経過を追って再評価をするとき、カンファレスや業務引き継ぎで誰かに情報を伝達するとき、報告書を作成するとき、生活年齢は大切な情報です。
 さまざまな場面で毎月変化していく月齢を確認できる、Excelの機能を活用してみましょう!



手順1 Excelシートで名簿を用意
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 このような名簿を用意します。今回は、記入した「生年月日」から「生活年齢」を算出します。



手順2 数式を入力

 生活年齢を算出したいセル(ここではE2)に、半角英数記号で、

      =TODAY()-D2  

と記入します。サンプルでは「D2」と入力していますが、これは生年月日が入力してあるセルの番地です。作成したセルの番地(※サンプル画面の 〇 で囲った部分が番地を表します)を入力しましょう。
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手順3 表示形式を変更
 そうしたら、以下のような表示が表れます。
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 私たちが知りたいのは「生活年齢」なので、表示形式を変更します。
セルの上で「右クリック」→「セルの書式設定(F)...」をクリック。
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分類(C):から「ユーザー定義」を選択します。
種類(T): と書いてある入力ボックスに

   yy"歳"m"か月"

と入力します。
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「OK」をクリックすると…


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無事に「03歳10か月」と表示されました!

手順4 数式をコピー
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セルの右下の■にカーソルを合わせて、ダブルクリックをすると…


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おなじ数式が下までコピーされ、すべてのお子さんの生活年齢が計算されます。

 以上が、Excelで生年月日から生活年齢を算出する手順になります。

おわりに..

 いかがでしたか?
この情報がお役に立ち、すこしでも臨床の充実に繋がればさいわいです。